緊急時について ・・・・・ SOS 救急車を呼ぶ


けが人や急病人が出た際の救急車の呼び方に関する主な内容を下記にまとめました。
ここでは救急車を呼ぶ場合の一般的な事柄をまとめまていますが、当サイトでは、このページのご利用に関して一切の責任を負いません。あくまで参考情報としてご活用ください。


 

 緊急事態が発生し、救急車や消防車を呼ぶときは冷静に状況を伝えなければなりません。
 とにかく 冷静になることが第一です。
 よく重要な伝達内容は「4つのWと、ひとつのH(いつ・どこで・だれが・なにを・どうした)」と言いますが(ドイツ語では「5つのW/フュンフ・ヴェー/Wann・Wo・Wer・Was・Wie」)、この重要な伝達内容を出来るだけ正確に伝えなければ、適切な処置を得られなくなります。
 ここでは救急車を呼ぶときの伝えるべき内容についてまとめました。

     
救急車を呼ぶときは、112番をダイヤルし、
大きく深呼吸してから、落ち着いて、冷静に、ゆっくりとした発音で
以下の事柄を順に述べていきましょう。
 なにが起こったのかを伝える

 まず、簡潔な言葉で、何が起きたのかを伝えます。

代表的なことがら例
日本語
ドイツ語
読み方
交通事故
Verkehrsunfall
フェケアズ・ウンファル
意識不明の人がいる
bewusstlose Person
ベヴスト・ローゼ・ペァゾン
ハシゴから落ちた
Sturz
von einer Leiter
シュトゥーツ・
フォン・アイナー・ライター
火事
Feuer
フォイアー
爆発
Explosion
エクスプロズィオン

 どこで起きたのかを伝える

 どこで起きたのかを順に簡潔に伝えていきます。

場所の言い表し方例
日本語
ドイツ語
読み方
町の名前
Ort
オート
 例: ベルリン市内/in Berlin/イン・ベアリーン
区名・地域名
Stadtteil
シュタット・タイル
 例: ミッテ区/in Mitte/イン・ミッテ
通りの名前
Strasse
シュトラーセ
 例: トア・シュトラーセ/in der Tor Strasse/イン・デア・トア・シュトラーセ
番地
(建物に付いている
数字)
Hausnummer
ハウス・ヌンマー
番号だけを言います。数字の読み方はこちらを参照
その他
その他、郵便番号が分かる場合、有名な建物の中または近くであればその名称など、場所を明確にするために知っている情報があれば伝えます。

 そこがどこであるのか分からない場合は、通りかかった人などに協力を仰いでください。
 明確に場所を告げられれば、その分救急隊の到着が早くなりることを念頭に置き、落ち着いて明確に伝えましょう。

 !! 携帯電話から通報する場合の注意事項 !!
 携帯電話から通報する場合、その電話がどこから掛けられているのか、発信地が掴めないため、より厳密な情報提供が必要です。
 アウトバーンや車両専用国道などから通報する場合は、 特にアウトバーン上ではUターンできませんから、何キロ地点のどの方角の路上で起きているのかを明確に伝えることが大変重要となります。

 《 場所の言い表し方例 》
 アウトバーンA2号線、ベルリン・ハノーファー間、ハノーファー方向、アウトバーン入り口ヴォリン・レーニン間、29,5キロ地点/
 Bundesautobahn A 2 Berlin - Hannover, Fahrtrichtung Hannover, zwischen den Abfahrten Wollin und Lehnin bei Kilometer 29,5./
 ブンデス・アウトバーン・アー・ツヴァイ・ベアリーン・ハノ-ファー、ファーリヒトゥンク・ハノーファー、ツヴェッシェン・デン・アップファート・ヴォリン・ウント・レーニン、バイ・キロメーター・ノイン・ウント・ツヴァンツィッヒ・カンマ・フュンフ。


 スペルがなかなか通じないときはアルファベットで伝えます。アルファベット伝達表はこちらに。
 
数字の言い表し方表はこちらです。
  
 何人のけが人・病人がいるのかを伝える

 出来るだけ厳密に、けが人・病人の数を伝えます。大きな事故などの場合は、状況を判断して、おおよその数を伝えます。その場合、多く見積もりすぎたり、少なく見積もりすぎたりすることがないよう気をつけましょう。

主な例
 (例)

1人軽症(重傷)者があります。

Eine Person ist leicht (schwer) verletzt.
アイネ・ペゾーン・イスト・ライヒト(シュヴェア)・フェレツト。
* 二人以上の場合は下記の表現で数字のところを変えて言います。

○人の軽症(重傷)者があります。

(Zahl) Personen sind leicht (schwer) verletzt.
○(人数)・ペゾーネン・ズィント・ライヒト(シュヴェア)・フェレツト。
  

      
 けが人・病人の状態を伝える

 救急隊が必要な医薬品や器具を持って駆けつけるために、けが人や病人がどのような状態であるかを出来るだけ詳しく伝えてください。

主な例
 (例)
こちらは○○です。
事故の通報をいたします。

Mein Name ist (Vorname, Nachname).
Ich mochte einen Unfall melden.

マイン・ナーメ・イスト・○○(タロウ・タナカなど、名、姓の順で).
イッヒ・メヒテ・アイネン・ウンファール・メルデン
   

     
 通報者の情報を伝える

 通報者名と、折り返し連絡し問い合わせが必要な時のために、電話番号を伝えます。
 そしてできるだけ電話にすぐに出られるようにしておいてください。

主な例
 (例 1)
私の名前は○○です。

Mein Name ist (Vorname, Nachname).

マイン・ナーメ・イスト・○○(タロウ・タナカなど、名、姓の順で).
 (例 2)
私の電話番号(携帯電話番号)は○○です。

Meine Telefonnummer(Handynummer) ist ○○.

マイネ・テレフォン・ヌンマー(ヘンディー・ヌンマー)・イスト・○○

 スペルがなかなか通じないときはアルファベットで伝えます。アルファベット伝達表はこちらに。

 数字の言い表し方表はこちらです。
  

不確かな情報、間違った情報は救急隊の到着を遅らせ、生死を分ける原因となりますので、
冷静に分かりやすく述べるようにしましょう。