《 テレビとレコーダー 》
外国向けに作られたビデオやDVDをテレビで観たいとき、まず、テレビにマルチ機能が付いていなければ見ることが出来ません。
それはアナログテレビジョン方式の規格というのが各国違うためで、例えば日本向けに作られたビデオやDVDの映像規格はNTSC方式、フランスなどではSECAM方式、ドイツ向けではPAL方式と映像方式が異なるためです。
そして、ビデオを鑑賞したいときは、ビデオはアナログ映像ですから、ビデオプレーヤーもマルチでなければなりません。
DVDを観たいときは、DVDはデジタル映像ですから、NTSCやPALといった映像規格のほかに、リージョンコードも合っているかの確認が必要です。リージョンコードに関する説明は、下の「パソコンで観たいとき」の項を参照ください。
ドイツや日本向けののDVDはリージョンコードが同じですから、リージョンコードの問題はクリアしているといえますが、DVDプレーヤーとテレビの両方がNTSC方式対応のマルチかどうかの確認は必要です。
ドイツで売られているテレビやビデオプレーヤーのほとんどはマルチタイプとなっていますが、稀にマルチ機能の付いていない機種もあります(PAL用テレビにはSECAM再生機能はまず問題なく付いています)ので、購入前に必ずチェックしましょう。
なお、一般に安価に売られているもののマルチ機能は「NTSC-Wiedergabe/エヌ・テー・エス・ツェー・ヴィーダーガーベ」というもので、これはNTSC表示対応という意味で、再生機能は付いていますが、録画・ダビングはできません。
《 NTSC方式を採用している国 》
日本/アメリカ/カナダ/台湾/韓国/フィリピン/中南米諸国など
《 PAL方式を採用している国 》
ドイツをはじめとするヨーロッパ諸国/
アフリカ大陸諸国/
オーストラリアを始めとするオセアニア諸国/香港/マカオなど
《 SECAM方式を採用している国 》
フランス/イラン/イラク/ロシア近隣諸国など
詳しくは下記のコード表をご参照ください
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