1961年8月13日には武装民兵が壁のようにこの門の前に一列に並んだ光景が全世界に向けて報道され、以降、壁崩壊の1989年11月9日までの28年間、2枚の壁の間に挟まれたこの門を誰もくぐることはできませんでした。こうしてベルリンの「象徴」、「シンボル」となったブランデンブルク門は、プロイセン王国の凱旋門として、1788年にフリードリッヒ・ヴィルヘルム2世の命によって建てられ、1791年に完成しました。

 
 ギリシャのアクアポリスの神殿入り口を形どって造られた門の上の馬車には、勝利の女神ビクトリアが乗っています。この馬車は1806年、プロイセンに勝ったナポレオンがパリに持ち帰ってしまった時期もありましたが、1814年には再びベルリンに戻されました。

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