運転事情
 ドイツ自動車連盟 ADAC

 日本のJAFに相当するのがドイツ自動車連盟、ADAC。
 正式名称は「Allgemeiner Deutscher Automobil-Club」、一般には略して ADAC/アー・デー・アー・ツェーと呼ばれています。
  ADACでは、事故・故障時の救助サービスを行なっており、ドイツ全国、市道・郊外・アウトバーン、どこでも24時間体制、電話一本でGelbe Engel/ゲルベ・エンゲル/黄色い天使が助けに来てくれます。


 ADACでは車の故障・事故が起きた際、電話1本で現地に駆けつけてくれます。
 その場で直せる程度の故障の場合はすぐに直してもらえ、修理工場に入れなければならいような故障の場合も最寄の修理工場またはそれに準じる場所まで牽引してもらえます。
  年会費を支払いADAC会員になるとそれらのサービスが無料で受けられます。(下記参照)


   
《 ADACホットライン 》

故障や事故の際のサービス申し込み番号は以下の通りです。

電話方法
掛ける電話番号
通話料金
固定電話から連絡
0180 2 22 22 22
6 セント/1回
携帯電話から連絡
22 22 22
通常通話料
アウトバーン上の
緊急電話から連絡
受話器を取り、つながったら
「ビッテ、アー・デー・アー・ツェー!」
と、ADAC出動を依頼します。
無料

 


   
《 ADAC会員 》

ADACは会員になると故障や事故の際の救助サービスが無料で受けられます。
会員には年間契約でなることができ、年間の会費は以下の通りです。

(2006年6月現在)
ADAC通常会員
(ドイツ国内のみ適応)
ADACPLUS会員
(ヨーロッパ内も適応)
単独会員(*1)
44ユーロ
78ユーロ
パートナー会員(*2)
60ユーロ
97ユーロ
就学生会員(*3)
33ユーロ
67ユーロ
就学生パートナー会員(*4)
49ユーロ
86ユーロ
身体障害者会員(*5)
33ユーロ
67ユーロ

(*1)単独会員とは、ひとりで申し込む場合です。
(*2)パートナー会員とは、配偶者もしくは同居するパートナーと一緒に2名で同時加入する場合のサービス。
(*3)27歳までの大学や職業訓練校などで就学している人が対象です。
(*4)*4対象者が配偶者もしくは同居するパートナーと一緒に会員になる場合を指します。
(*5)50%以上の重度身体障害者の証明が出せる人が対象です。


   
《 ADAC会員サービス内容 》

ADAC会員になると、会員本人所有の乗用車でない場合も、会員本人が運転していて起きたことがらには同様のサービスが受けられます。ADAC会員が受けられるサービスには以下のようなものがあります。

                                        
Pannen- und Unfallhilfe
パンネン・ウント・ウンファール・ヒルフェ/ 故障・事故救助サービス
故障や事故で車が動かなくなった場合、電話一本でADAC専用車が現地に救助に来てくれます。ADAC会員は、200ユーロまでの修理代金が無料になります。
Abschleppen
アップシュレッペン/牽引サービス
その場での修理が不可能な場合、最寄の修理工場まで牽引してもらえます。ADAC会員は200ユーロまでの牽引代金および必要経費が無料になります。
Bergung
ベアグンク/引き揚げ作業サービス
公道から転落した車両を引き上げてくれます。かかる作業費はすべて無料になります。

その他、本人が病気や怪我、死亡などの理由で同乗していた子どもを自宅に帰せなくなった場合、乗っていた乗用車を運転できなくなった場合の代行サービスなど、さまざまな救助サービスが用意されています。詳しくはパンフレットをご参照ください。